誰にも運命は変えられない。だが、ただ待つか自ら赴くかは決められる。
(出展:もののけ姫)
本日紹介するのは10番目のアルカナ「Wheel of Fortune(運命の車輪)」です。
昔の人たちは運命とはめぐり巡って元の場所へ戻る、行く末が決まっている、と考えたようで
様々な宗教・文化において運命は車輪に例えられてきました。
最近では、運命は自分で切り開く!的なポジティブシンキングが流行っているそうですが、
人一人が出来ることなんてちっぽけです。
運命という流れの中で少し逆らったり、流れに乗ったりはできても、
人の力で運命を変える、なんてことは出来ないと私は思っています。
西洋版では運命をつかさどる女神フォルトナがまわす車輪がモチーフですね。
天使や動物たちが車輪と共に動き、善悪やら吉凶やら色々なサイクルがぐるぐる巡る~
ってな解釈の絵ですね。
インド版では、国旗にも使われているアショーカ・チャクラがあしらわれています。
(だからリパブリックデイに合わせて投稿しようと思ってたんですけどね・・・)
8本の線は仏教の八正道を表しており、少しずつステップアップして
次なるステージへたどり着く自己研鑽や悟りも表現しているわけですね。
さて、”運命は巡る”と冒頭では表現しましたが、
正位置での解釈では、”新たな始まり”を意味します。
気持ちの好転や人生の転機、ポジティブな変化を表したり
新しい理解や悟りに目覚め次の段階へ進む、という修行の成果的な暗示も含むようです。
「運命の車輪」が正位置で出たらアナタの人生怖いもの無しってことですね!
ところが逆位置で出ると、車輪が一巡して最初からやり直し!的なネガティブな解釈に・・・
運気が下がり、不幸に見舞われるだろう。
ただジッと待つことで事態は解決する。
安易な選択に飛びついてはいけない。
失敗から学べ。
などなど。
やる事なす事すべて裏目になる感じでしょうか。
ただ幸か不幸か運命は巡るもので、時間が経てばやがて
運気は上を向くだろう、という暗示でもあるようです。
何かアクションを起こすよりは待て、というのが受動的でもどかしい所ですが・・・
ちなみにですが
私(パニ)の仕事運か恋愛運を占うと70%以上の確率でこのタロットの逆位置を引きます(笑)。
不幸に見舞われる、とか失敗から学べ、とか私は一体何をやらかして生きてきたんでしょう・・・
まあ心当たりがないわけではないんですがね
これから運気が上がっていってくれれば良いのですがねぇ。
それではまた。
パニ
この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます。
【期間限定】インドで働きたい方向けインターンシップを募集中です。
ホテル富士では、海外で働きたい日本人の方のためにインターンシップを受け入れています。
将来海外で働きたいと思っている大学生、英語スキルを活かしたい方、日本とは違う環境でさらにキャリアアップをしたい方など多種多様です。
最短3ヶ月から。詳しくは下記のボタンから採用情報をご覧ください。
No Responses to “ホテル富士 タロット解説③ 「Wheel Of Fortune(運命の車輪)」”