ホテルカテゴリーとお値段

ホテルのカテゴリーやホテル業態の分類は、日本では同じ宿泊施設に「旅館」という歴史と伝統のある業態があるために若干、インターナショナルな業態区分とは異なる定義があります。

世界基準となっているホテルの5大分類

  1. ラグジュアリー ・・ 最高級・豪華
  2. ハイエンド ・・・・ 高級
  3. ミドル ・・・・・・ 中級
  4. エコノミー ・・・・ 普通
  5. バジェット ・・・・ 低料金

という5分類が、ホテル業界ではインターナショナルな定義とされています。

ラグジュアリー・ハイエンドクラス

ラグジュアリーホテルとは、客室単価3万円以上(外資系高級ホテルでは、5万円以上)の高級ホテルのことを指します。

この数年、日本には数多くの外資系高級ホテルが相次いでオープンしました。時系列で言うと、90年代の「パークハイアット東京」「ホテル椿山荘東京(旧フォーシーズンズホテル椿山荘東京)」「ウェスティンホテル東京」から始まり、最近の「グランドハイアット東京」「ザ・リッツ・カールトンホテル大阪」「ザ・リッツ・カールトンホテル東京」「コンラッドホテル東京」「ザ・ペニンシュラホテル東京」「ザ・マンダリンホテル東京」「ザ・シャングリ・ラホテル東京」と続きます。

それまでは高級ホテルのカテゴリーには「帝国ホテル」「ホテルオークラ東京」「ホテルニューオータニ」(御三家と呼ばれている)や一部のプリンスホテルとインターナショナルチェーンのヒルトンやマリオット、ウェスティンホテルなどが挙がっていました。

東京にあるラグジュアリーホテル一覧

ミドルクラス

客室単価2万円以上の京王プラザや東急ホテルなど鉄道会社が持つホテルが該当します。

エコノミークラス

エコノミークラスのホテルとは、客室単価1万円台のホテルを指します。全国展開しているビジネスホテルチェーンのワシントンホテルや東急イン、サンルートホテルなどがこのカテゴリーに入ってきます。

バジェット

客室単価が1万円を割り、リーズナブル感とロケーションの良さで安定した人気を集めています。 この数年で急成長を遂げていて、東横イン、ルートイン、アパ(これも御三家と呼ばれています) といった新興のホテルチェーンが有名です。

日本の3分類

日本では、国際的な5分類をさらに3つの分類に分けています。

  • フルサービス(シティホテル)
  • ビジネスホテル
  • リゾートホテル

というような機能で3分類しています。

フルサービス(シティホテル)

宿泊・料飲・宴会の部門を持っている、都市部にあるホテルです。ビジネスユースに対応している場合も多いです。

ビジネスホテル

和製英語で、ビジネスマンが主に利用する中級ホテル。パソコン環境が整っている、ビジネスセンターがあるなど、ビジネスユースに適応しています。

リゾートホテル

リゾートに立地し、休暇滞在に適したホテル。プールやスパがあるなど、リラックスできる施設・設備が充実しています。

ファミリー向けの大型ホテルから最近では沖縄に象徴されるスモールラグジュアリータイプのホテルが相次いでオープン(「ジ・アッタテラス」「オリエンタルヒルズ」「喜瀬・別邸」など)、客室単価も5万円を超えるようなレベルにあります。